台湾だより

中国語力0で台湾移住。好きなことして生きていく。ゆるっと生活記録。

お引越し大成功

大家好!新年あけましておめでとうございます。年末年始はどのようにお過ごしですか? ここ最近は、ブログに時間をかけられず、不完全燃焼だったので、今回は早めに準備を始めます。コチラ台湾、12月12日(日)曇り、気温26度。先月末に全国大会、今月は各学校の運動会、年末発表会に向けた準備で、仕事場がバタバタしています。そんな中、上手に有給休暇をいただき、お部屋探しをしました。というのも、2020年1月に台湾に来た日から住み始めたシェアハウスが、今月末をもって解散になります。3家庭でシェアしているうちの、台湾人コーチがお家を購入されたことが理由です。÷3が÷2になると、お財布事情が厳しくなりますし、海外での一人暮らしに憧れもあります。今週ついに、引っ越し先が確定しました。今回は、台湾での「物件探し」と「引越し」について記録します。

引っ越し半年前(2021年6月)
・信頼できる友人に、年末に引っ越しすることを伝え、台湾の引っ越し事情を教えてもらう
→この時点でやるべきことは特になく、引っ越し2カ月前から考え始めるくらいでいいらしい。「なんでも手伝うから、遠慮せず言ってね。」と言ってくれて、安心。

引っ越し3カ月前(2021年9月)
・お部屋探しアプリ「591房屋交易」をスマホにダウンロード
・生活圏内の路上で物件広告を見つけたら、写真を撮る
→少し前倒しでお部屋探しを始めた。一人暮らし用の部屋の相場(広さ・価格)を調査。

引っ越し2カ月前~1カ月前(2021年10月~11月)
・お部屋の見学をスタート
→友人が電話で大家さんとやり取りして、バイクに私を載せて、目的地まで連れて行ってくれる。大家さんへの質問も、値下げ交渉も友人がやってくれて、感謝。 「ネットで見つけた部屋、まだ空いている?今から見学しに行ってもいい?」みたいな、会話内容で、一件目を見学。見学し終わったところで、違う物件の大家さんに同じように電話する。円滑にいけば、1日5~6件見学できる。見学で気に入っても、この段階で決断するのはまだ早い。12月末からの契約は、この時点ではできない。大家さんは、すぐに引っ越しできる人を優先して、お部屋を貸すのが台湾のスタンダードらしい。
→正直「え?ここ人間が生活できる?」と思うようなお部屋もあって驚愕。立地、設備、価格全てに納得できるお部屋がなかなか見つからず、少し不安になった。

引っ越しする月(2021年12月)
・お部屋の見学+見学済みの気に入ったお部屋の大家さんへ連絡し、空きがあるか確認
→ネット上の写真は信用するべきでない(笑)。写真では新しく、広く見えるお部屋も、半分以上の確率で、見学時にがっかりする。部屋にたどり着くまでに、ハシゴを登らなければいけない物件が2件あった。私は荷物が少ない方だと思うけど…キャリーケースはどのように運べばよいのでしょうか…?私は合計10件見学した。そのうち、ここなら80点と思うお部屋は3件、お財布が許せばと思うお部屋が1件、生活をイメージができないお部屋が6件。

引っ越し2週間前(12月10日)
80点の3件の内、一番気に入ったお部屋の大家さんに、電話でお部屋の空き情報を確認したところ、空きあり。電話した日から3日間、大家さんがお出かけをするということだったので、次の週に契約するスケジュールになった。

引っ越し10日前(12月14日)
【お部屋の契約】 必要なもの➀身分証明書のコピー②印鑑③契約金(家賃2か月分)④一カ月目の家賃
この契約時点で部屋の鍵を受け取った。前の部屋の契約が月末までなので、半月ゆっくりと引っ越し作業ができる。ちょっとした交渉により、12月25日から1年間を契約期間としてもらえた。

引っ越し期間(12月15日~12月25日)
時間がある時に、部屋を少しずつお掃除。水拭き、乾拭き、消毒、換気。夏服、消耗品の買い置きなど、すぐに使わないものを先にお引越し。2年間で母が送ってくれた小説は65冊になっていた。これを収納するスペースがない(汗)。壁にぶつかった私はひらめいた。職場に大きな棚があるではないか。仕事場に置いておく荷物がほとんどないため、使っていなかった棚。65冊収納成功。この時点ですごく気が楽になった。本、とても重い。
【12月22日】
大きな物のお引越し。この日から新しいお部屋に住み始めた。 友人がトラックを運転して、前のお家まで迎えに来てくれた。あいにくの雨だったが、30分ほどですべての荷物の移動が完了。扇風機、マットレス、布団、スーツケース、10合炊き炊飯器(笑)。持ち物は決して多くはないが、電動自転車しか運転できない私ひとりでは到底お引越しできなかった。手伝ってくれた友人に感謝~。 f:id:naganu_taiwan:20220101215327j:image
【12月23日】
年末イベントの抽選で「電子レンジ」を獲得。 引っ越し先には、料理ができる環境がない。でも、納豆ご飯が食べたい。毎食ご飯を炊くのは手間だし…。電子レンジ買わなきゃなあと思っていた矢先、レンジが当たった。運が良い。

【12月24日】同僚が電子レンジを運んでくれる。ありがたい皆さん。 引っ越しを手伝ってくれた友人が、部屋を見に来てくれて、問題をすべて把握してくれた。どこまで優しいの~。「コンセントの数。形。家具の配置。浴槽を買いたい相談。(適切なサイズ調査。)」
【12月26日】例の友人が、タコ足配線?コンセントの形変更?などなど解決してくれた。さらに、浴室に入る浴槽を買いに行った。後ろの人が浴槽を担いで、バイクに二人乗り(笑)。状況が面白すぎて、腕がプルプルして、終始爆笑。すごく貴重な経験。その日から、念願のお風呂に浸かれた。ありがたすぎる。水道代・電気代が含まれた家賃形態ありがたや。

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【12月27日~12月30日】前のお部屋のお掃除。
【12月31日】前のお部屋の鍵返却。大家さんが家の状態をチェック。契約時に払った契約金から、修理費を差し引いた額を後日返却してくれるらしい。

頼りになる友人の多大なるご協力をいただき、無事にお引越し大成功です。晴れて、台湾一人暮らし生活デビューとなりました。引っ越しにかかった費用はというと、物件探しで使った電話代300元、タコ足配線プラグ300元、浴槽1200元。日本円にすると合計約8000円。破格。こんなにも都合よく、気前よく、助けてくれる友人に感謝してもしきれません。つくづく恵まれていると実感しました。今回は、台湾での初めての物件探し・引っ越しについて記録しました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。それではまた2月2日にお会いしましょう(^^)/再見。

試合シーズン終了

大家好!!12月になりました。みなさんいかがお過ごしですか?日本は極寒の真冬でしょうか。どうか温かくしてお過ごしください。台湾南部はどうかと言いますと、最低気温15度、最高気温25度、朝晩は少し肌寒くなってきましたが、過ごしやすい天気です。そんなに寒くない、まだまだ蚊の多い、台湾らしい冬が始まりました。さて、そろそろ本題に入りましょう。先月末に110年全国競技体操錦標賽(小学生~社会人が学年・部門別に点数を競う全国大会)が新北市で開催されました。これにて、ひとまず今年の試合期が終了しました。コーチとして二回目の全国大会、初めての台北を記念して、今シーズンの成果を記録します。

➀選手紹介・結果報告

小学6年生2人:135cmのおチビと152cmののっぽ。
【おチビ】最近練習が楽しくて仕方がないみたい。なんせ小さくて体重も軽いから、動きやすそう。彼女は、力はあるけど、体が硬くて、瞬発力が△。すごく前向きで、素直でかわいい。VT塚原入り1/2ひねり(D2.8)、UBチューリップ(A)、車輪(B)、後方伸身宙返り降り(A)、BB後転跳び(B)の新しく5個の技に挑戦。結果、BBの後転跳びで落下の大過失。その他はほぼ完ぺきに演技◎初めて個人で入賞できました。段違い平行棒7位。
【のっぽ】試合2週間前に太ももの裏を肉離れしてしまって、激萎え。怪我をする前までは、毎日「この技やっていい?試合で使うよ。」と強気な前傾姿勢。ただ、スイッチonが遅い。今回は台湾国内のコロナ対策の関係で、5月中旬~7月の2カ月半、学校施設が使用できなかった。彼女のスイッチがonになったのは、9月中旬。試合の2カ月前に、やる気がみなぎりはじめた。技の習得方法、体重管理について、台湾コーチにお仕置きをされながらも、自分のやりたい技を挑戦し続けた。私が台湾に来た2年前は、ナマケモノとして有名だった彼女。見直しました。試合は、最低限の技のみで演技。全種目ノーミス。何も技がなくても、成功したら入賞できる平均台で5位。二人が所属する小学校が団体で3位。おめでとう。
この二人の他に、中学1年生、2年生が1人ずつ。この二人も素直でとてもかわいい。それぞれ苦手分野を自分で理解して、練習できるようになってきた。コーチ陣の連携、費用の関係で試合当日、会場に立ち会えなかったため、試合結果は割愛する。

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②初めて台北に行った感想
私が住む屏東市から新北市まで、バスで5時間半。街並みは、南部と特に変わりない。北部の人は、歩くのが速いと聞いていたが、それは感じられなかった。気温は南部に比べて少し低くて、雨が多かった。物価については、買い物をしなかったので感じられず。4泊5日のうちの2日間、2時間くらい町を散歩した。路上喫煙が多い。信号の待ち時間が長い。今度は観光目的で北部に行ってみたい。

今回もつらつらと最近の出来事・思いを記録しました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。それでは、また来年1月2日にお会いしましょう(^^)/再見!

近況報告~日常編~

大家好!!!11月になりました(^^)/皆さん、いかがお過ごしですか?日本はもう寒い季節になっているのでしょうか?私が住んでいる台湾南部は最高気温30度最低気温20度で、南国らしい日々が続いています。最近は、「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んで、仕事、時間、お金、人生に必ずついて回る問題を考えようかな~という気になってきました。台湾元のみの収入、日本円での月々の支出、引っ越し予定、帰国予定…人生は選択の連続ですね(笑)。f:id:naganu_taiwan:20211101083742j:image

語学学校の授業中、先生が突然「何か燃やしたことがある?」とラトビア人の男性に質問しました。すると、「10歳の時に3つ部屋のある小さな小屋を燃やした。」と。え?大事件ですけど?!先生は「男性は必ずと言っていいほど、火遊びで事件を起こした経験があるのよね~ははは。」と。ラトビア人男性は「失敗でも何でもない。試してみただけ。火の力が分かってよかった。」と。え?え?小屋が1軒燃えて消えたわけですよね?燃やしたあと、消防車が来たらしい。知らんぷりして、昼寝をしたらしい。父親にはばれてないらしい。「真相を明かす前に、死んじゃったから。」と。わたしも5歳の時に、畳を15㎝四方程焼いたことがある。兄がすぐ火を消してくれて、母にすぐばれて、怒られたっけ?(笑)。申し訳ないが、かわいいもんだな。何が言いたいかというと、人生は選択の連続だけど、選択ミスしたところでどうってことない。むしろ失敗して、感じて、考えて、やっとわかることがある。何か得たらもう失敗ですらない。ちょっとした好奇心が、小屋を燃やしても、それは失敗ではなく学び。つくづくものは捉えようだなと思ったのでした。文字にしてみただけで、気持ちが軽くなりました。ものは捉えよう。イラッとしたり、かなしくなったり、さみしくなったり、不安になったりしたときは、その原因に対するとらえ方を変えてみようと思います。

最近の出来事ついでに、最近気づいたことも記録しておきます。私が台湾に住むことになったきっかけは、お仕事です。体操のコーチというお仕事ありきの、台湾生活。ふと思ったことがあります。仮に仕事がないとしても、台湾に住み続けたい。その理由を上げてみます。人の温かさ、冬の温かさ、花粉なし、生活費安い、他人の目が気にならない。欠点は、日本にいる家族・友人との物理的距離のみ。家族・友人の皆さん、台湾移住はいかがですか?(笑)最後まで読んでいただき、ありがとうございます。また12月2日にお会いしましょう(^^)/再見~。

近況報告~お仕事編~

大家好!!10月になりました。皆さん、いかがお過ごしですか?日本はもう秋でしょうか?台湾南部はまだ夏のような天気で、毎日最高気温が30度を超えています。最近、日本に住む友人や大学時代の先輩と電話でお話しする機会がありました。自分が出会った人の活躍が嬉しいのはもちろん、素敵な方と出会えたことを再確認して、幸せな気持ちになりました。直近で読んだ本は森絵都さんの「みかづき」。教育と家族について、考えさせられる物語。私自身の仕事(子供との接し方)・家族(なかなか会えない今家族にできること)を考えるきっかけになりました。何もしなければ、何も考えない私へ。「読書と運動の習慣だけは続けよう。脳みそ腐るぞ。」とまあ、前置きはほどほどにして、本題に入ります。今回のテーマは、私のお仕事。私は2020年1月から台湾で体操のコーチをしています。直近2カ月(8~9月)に気が付いたこと、学んだこと、嬉しかったことを記録します。

➀2021年8月

台湾のコロナ状況が好転し、体育館での練習再開。この時期、私はこれまで担当していた小学6年~中学1年生の担当を外れて、中学2年~高校2年生(試合メンバーに選抜されなかったBチーム6人)の指導を任されるようになった。ステイホーム明け、3か月後(11月中旬)に全国大会、9月からは元のコーチのもとへ戻る選手たちに私は何ができるだろうか。それほど真剣に考えたわけではないが(笑)、私がやったこととその効果と思えることを記録していく。

・とにかく練習を盛り上げた
少しでも体の動きが良くなったら、大声で褒める。拍手もしちゃう。
・とにかく選手に調子を質問しまくる
「今日の調子は?どこか痛い?疲労具合は?」+練習メニューをいとも簡単に変える(笑)
→選手の笑顔が増えて、練習が楽しそう。(この時、私はただ私の指示する練習メニューが楽で強度が高くないから、喜んでいるだけだと思っていた。それでいいとも思っていた。)
・とにかく自分の技を客観的に見てもらう
平均台の開脚後転跳び研究部設立。部員2人。毎日20分、スマホで動画を四方から取り、研究。時々研究状況、新たな発見を報告してもらう。
・練習メニューの半分以上を選手たちに決めてもらう
「これとこれは必ずやって。終わったら、自分が必要だと思う練習をやって。」
→最初は行動がゆっくりで、真剣にやっていない選手も。徐々に質問しにくる頻度が高くなり、質問の内容も変わった。「ちょっと見て~。どう?」→「この時に肘が曲がっちゃうから、けりを強くしてみたけど良くならない。どうすればいい?」
「今日は何練習すればいい?」→「この技のこの部分を練習したい。いい方法ある?」
結果、選手との距離が近くなり、一緒に考えて一緒に成長する感覚を味わえた。

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ただ一つ感じるのは、BOSS、その他コーチの「メンバー落ちの成績を見込めない選手は、のんに任せとけばいい」「そんな楽な練習メニューじゃ進歩しない」という態度。表向きには「のんは基礎を教えられるから、任せたよ。試合があるから少し急いでね。」とか言ってくる(笑)。「選手自身がよく考えて、着実に進歩する練習」と「コーチの早く上達せよという要望で、受動的な練習」どちらがお好みですか(笑)?選手との信頼関係はますます築かれ、他コーチとは自ら距離を置く反抗期真只中な8月。今まで担当していた小学6年~中学1年生の練習には、この1カ月間一切口出しせず、パートナーコーチにお任せしてみた。(9月へ続く…)

②2021年9月

夏休みが終わり、9月1日から学校が始まった。これと同時に、私の担当は小学6年~中学1年生に戻った。まずは8月の成果として感じたことから、記録する。
・8月中指導させてもらった選手が、引き続き練習に関する相談をしてくれる
・帰宅後、私が伝授したトレーニングメニューをやっていると動画を送ってくる

さて、1カ月まるまるノータッチだった選手はというと。ほー、まさに「やれと言われたことをやりますけど~」な練習になっている(笑)。どうしてこの練習をするのか、この技の時は何を注意するのか、明確に考えて練習する習慣はどこへ行ってしまったの~???とまあ、彼女たちに全責任があるわけではないのでじっくり立て直しましょう。選手1人1人技の進捗、体や性格の特徴が違う。ベースの全員毎日やること、各自毎日やること、各自隔日でやることの3種類を、選手たちに伝えて、それ以外は自分で考えて練習してもらうことにした。9月3週目に入ったあたりから、選手の1人が猛烈にやる気満々(笑)。しかも、ナマケモノとして有名な彼女。「時間がもったいない」といい、長く時間をかけたい種目があるから、前倒しで種目移動していいか提案してくる。なんと目から鱗。「あなたからそんな言葉を聞く日がくるなんて、信じられない」と思いつつ、じわじわと嬉しくなった。私が働く体操施設では、【アップ+4種目+トレーニング計6回】選手がコーチの前に並んで、練習メニューを聞くという悪しき習慣がある。最近では、私が見る選手は自分でやるべきことが分かってきたこともあり、私に聞きにくることも減ったし、全員そろって並ぶ時間がもったいないから、大声で「今日このメニュー?のんコーチいい?始めるよ~?」って感じでせかしてくる。この大人(台湾コーチ)が絶対に気が付かないであろう変化が、嬉しくてたまらない(笑)。

まとめますと、「真摯に向き合うと思いは伝わる」ということが分かった2カ月間でした。あれ、書いて気が付いたけど「じゃあ、台湾コーチとも向き合えば、もっとうまくいくのでは?」確かに~。そんな日が来るといいですね~。と今は他人事程度に思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ではまた11月2日にお会いしましょう(^^)/再見。

 

ナツノオワリ

大家好~9月になりました(^^)/皆さん、いかがお過ごしですか?前回は、コロナ渦の趣味三昧生活を記録しました…なんと(コロナへの警戒態勢の緩和)+(夏休み)=長時間勤務。まあよく眠れること(笑)。最近思ったのですが、気疲れは不眠のもと、体の疲れは快眠のもとかなと。台湾での生活は、ほとんど気疲れ0。感謝~。聞き分けの悪い子供と、約束や継続ができない×手を抜きがちな大人に、時々イラッとするくらいで。大した苦労はありません(笑)。日本が生きにくいと感じた寒がりさん、台湾移住おすすめです。前置きが長い…ということは…。毎度読んでいただいている方は、そろそろお気づきかもしれませんが、そう、そうです(笑)。また「ひとやすみ」したくなっています。ちょっとひとやすみがてら、最近気づいた人生観の変化を書き留めたいと思います。お時間のある方は、お付き合いください。

私の人生で一番必死に頑張っていた時期は、中学1年~3年。(かの有名な就活時の自己分析みたい…)あの時は、勉強も運動も100%MAXで日々頑張っておりました。当時の考え方としては、「今勉強をしておけば今後の人生の選択肢が広がる」「手を抜いたらのちのち後悔しそう」といった感じ。今よりも将来を見ていた。5年後どうありたい、だから今頑張るみたいな。今思えば、とてつもなく目的がざっくり(笑)。あの時期のおかげで今ハッピーだから、無駄だったとは少しも思わない。高校・大学の学生生活も意識的には、中学時代と大差ない。精神的な成長がないとも言えるし、常にまっすぐ真面目だったとも言える。

ターニングポイントは就職。目的ざっくり×ど真面目学生は、学業卒業と同時に熱中するものを失った。日本で働いているときは、五年後の自分が想像つかないし、ワクワクもしなかった。これまたざっくりとした不安だけ一丁前に抱えて(笑)。最近は、ぼんやりしようが、楽しく過ごそうが、ちょっと嫌なことがあろうがなかろうが、一日が過ぎている。そうやって、「あ、気づいたら5年経っていた~」って5年後思えればいいかな。「あの時、あれやっておけばよかったなあ~」って、思わないように今しっかり頑張りなさいって先生に言われたのか、自分で勝手に思ったのかわからないけれど、そんなに生き急がなくてもいいかな。今興味がわくこと、心が熱くなることに、時間とエネルギーを注げたらいいかなと。考えすぎず、気にしすぎず、気の向くままに、心躍る方へ。本を読んで、人と話して、見知らぬ土地に出かけて、新しい自分を知る。日々の出来事を家族や友人に話して、自分の心を整理する。

コロナの影響で在宅勤務をしていた7月、自由に使える時間がたくさんあった。私がやったことは、読書と運動と電話。通常通りの仕事が始まってから、限られた自由時間でやることは、変わらなかった。「忙しいからあとで」「お金がないから今はできない」と思うことって、そもそも自分がやりたいことじゃない。将来どうなりたいか…、将来のために何をすべきか…は、今の私にはそんなに大事じゃないみたい。今日会いたい人に会って、話したい人と話して、食べたいものを食べて、読みたい本を読んで、楽に生きたい。自分の機嫌を自分でとりながら、ルンルンと鼻歌でも歌って生きていくのだ~。ゆるっとした決意表明でした。f:id:naganu_taiwan:20210902092516j:image

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。また10月2日にお会いしましょう(^^)/再見。

コロナ禍の生活

大家好~8月になりました(^^)/皆さん、いかがお過ごしですか?

7月26日まで、台湾ではコロナ3級警戒が続きました。3次警戒が具体的にどんなものかというと…

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漢字で推測してみてください。「外出中はマスク着用必須・屋内5人屋外10人以上の集まり禁止・娯楽施設の営業停止・学校/塾/幼稚園の施設閉鎖…などなど」。ルールを破ると、罰金です。例えば、外出中にマスクをしない→1人3000元(約12000円)。3000元は私のひと月の家賃です。結構痛い出費です。このような仕組みで、台湾のコロナ封じは成功しているように思います。すばらしい対策を練ってくださっている方々、日々ご尽力いただいている医療従事者の方々、本当にありがとうございます。そこで今回は、コロナ渦の生活を記録します。

1.平日のスケジュール
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なんとまあ!!自由時間の多いこと。5月中旬~7月中旬の約2カ月間は、基本在宅ワークで、不要不急の外出を控えた生活をしました。

 

2.仕事

私は、台湾の小学校の体操施設で体操のコーチをさせてもらっています。体育館を使用できない、子供たちと直接会えないこの期間、ラインのグループビデオ通話機能を使って、選手たちがトレーニングや練習をするのを見て、声かけをしました。声かけ(笑)。平日大体2時間程度。パートナーコーチが毎日練習メニューを2種類作成してくれました。自主練習のメニューまで。メニューだけ作って、選手たちのことをよく見ないので、メニューがほとんどブラッシュアップされません(汗)。選手たちのモチベーションはどんどん下がる。さぼるさぼる。しまいには、グループビデオ通話のカメラ機能をオフにする選手まで。なめられたものです(笑)。そもそも私は練習したい選手が練習すればいいし、上手になりたい選手をサポートしたいという思いで、選手と関わっています。だから、さぼろうがやる気がなかろうが、「ああ、そうですか。」って感じです(笑)。もともと体操に対する執着心の弱い彼女らが、やる気みなぎって、バシバシ練習しないよなあ…。外に出られないストレス、家でのWEB授業、メリハリのない生活が強いられて…気の毒だな。そんな中、いつどんな時も真面目にきっちり練習する選手が1人だけいて、感心しました。できないことを嘆くより、できることを探そう~ということで、ビデオ通話中、家でできる基本的な動作練習を画面録画して、選手たちに逐一見てもらうことにしました。自分が思っているより、姿勢が乱れていることに選手は気づいてくれたでしょうか。「客観的に動作をみること」「自分で改善策を考えること」の大切さを少しでも考えてくれたらいいなと思いつつ。一年前の日本のアスリートもまさにこんな感じで、思うように練習をできなかったのかと思うと、ぞっとしました。思うように練習できないのは、本当につらかったでしょう。日本だけではなく、世界各国コロナ渦での生活に不安や苦痛があっただろうと思います。東京オリンピックで感動与えてくれる選手、開催に関わる全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

3.自由な時間一体何をしていたの?

読書、散歩、ウクレレ、トレーニング、YouTube・ドラマ鑑賞。まさに趣味まっしぐらな2カ月を過ごしました。狭い部屋でYouTubeを見ながら運動したり、この部屋で体操を練習するならどんな技ができるかチャレンジをしたりしました。選手の気持ちが分かるとともに、家が壊れないか不安になりました。バタバタ運動しても、ウクレレを弾きながら大声で歌っても、下の階の住人や近隣からの苦情はなく、台湾人の心の広さに大感謝です。ほんの少しだけ、自炊の機会も増えたかな。さらにほんの少しだけ中国語の教科書を開いたことも。他には、台湾のお友達に日本語の教材をつくって、発音を録音して、勉強の手助けをさせてもらいました。振り返ると、とてものんびりだけど意外と充実していました。

 

このブログを書いている現在が7/26(月)で、明日から台湾はコロナ2級警戒に規制が緩和されるので、この生活とは今日でお別れです。引き続きオリンピックにワクワクしつつ、可能な範囲で夏を楽しみましょう。では、また9月2日にお会いしましょう(^^)/再見~。

 

読書記録

大家好~7月になりました(^^)/いよいよ東京オリンピックが迫ってきましたね~コロナ渦での開催に賛否両論。様々な意見があると思いますが、何はともあれオリンピックってドキドキワクワクしてしまいます。こんな気持ちとは裏腹に、台湾も5月中旬からコロナ渦突入~日本でいう緊急事態宣言のような状態は、今のところ7月中旬まで続くようです。私の生活はというと、在宅で仕事をして、人込みを避け、外出を控えて、散歩や読書を楽しんでいます。ちょうど良いタイミングで、母から仕送りが届いて、たくさん読みたい小説があるのです。ナイス我が母(^^)/今回は読書記録に挑戦してみようかな~と思い立ちました。6月は、瀬尾まいこさんの本を4冊読みました~。

➀『春、戻る』 

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突然「あなたの兄です~。」と明らかに年下の男性が現れてストーリーが始まる。最後の章まで、なぜこの人がお兄さんなのかわからない。それなのに、どんどん兄妹の関係に見えてくる。なんてことない日常を一生読んでいたくて、読み切りたくなくて、でもなぜ兄妹なのか知りたい…時間を忘れて読み進めてしまった。職業とか人生とか、大きな決断って難しい。自分ができること、やりたいこと、やるべきこと、選択って難しい。でも心地よい場所なら前進せず、その場所にとどまってもいいかも。気が向いたら、自分の人生のことをもう少し考えてみてもいいかも。目の前の小さな幸せにほっこりにっこりしながら、生きていこうと思った。

②『そして、バトンは渡された』

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お父さんが3人、お母さんが2人いる女子高生が大人になって結婚する。今、文字にして初めて気づいたけど、現実味ない(笑)。子供を育てるってすごい。子供が育つってすごい。小さい頃から、「どんな親にどう育てられたか、それに基づいて、今の自分がこう。」ってふと考えることがあった。何をどう捉えるかは私の自由だから、良いほうにだけ考えようって思った。両親大好きだし、そんな大好きな両親に育ててもらったから、もっと自分のことを好きでいていいとも思った。家族に会いたくなる一冊。

③『君が夏を走らせる』

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中学生の駅伝ドラマを描いた『あと少し、もう少し』を読んでから、この本を読むのがおすすめ。この駅伝でキーパーソンになったザ不良?ヤンキーみたいな太田君が、2歳の女の子の面倒を見ることになった。瀬尾まいこさんの本を読むといつも思う。終わらないで~。太田君の夏休み、2週間2歳の女の子といっぱい遊んで、ご飯作って、ほっこりしまくり。ずっと読んでいたかった。女の子が4歳になるまで、続いてくれ~と思った。まあ、何事にも終わりが来るわけで、この名残惜しさもまた良い。誰にでも得意不得意があって、不得意を克服することはすごいこと。その前に、得意不得意を知ることが本当に大事。自分をもっと知るために、幅広く何事もやってみたいと思った。

④『夜明けのすべて』

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精神疾患を患った二人が、折り合いをつけながら過ごす日常を描いた一冊。目に見えない、周囲への説明が難しい、いつ治るかわからない、そんな苦しみほど辛いものはないと思った。月に一回イライラして周りに当たり散らしちゃう女性、閉鎖された空間が耐えられない男性…どんな人でも多かれ少なかれ、悩みがあって、でも変えられないことならその悩みと付き合っていくしかなくて。自分の基準で他人のことを知ったつもりになることの間違いに気づいた。例えば、普通の会話をしていて友達がすごく怒ったとする。自分の言った言葉がよくなかったかもと反省しつつ、こんなことで怒るのか~沸点低い人だと思う。これが私の基準。でももしかしたら、その人の過去や精神状態に原因があるかもしれなくて、本来その人は穏やかな人かもしれない。数えきれない可能性がある中で、決めつけるのはもったいないと思った。誰にでも欠点があることに納得し、それを欠点と捉えるかは自分次第で、もっと力を抜いて気張らずに生きていいかも~と思えた。

ふと思い立って、10年ぶりに読書感想文を書いてみました。学生時代どんな文章を書いたか全く覚えてないけど、これ小学生には難しくない?大人になってから、文章化することへの苦手意識がなくなってきたから、さらさらっと書きたいように書いたけど。本を読むってそういうことなのかな。自分の思いを文章にできるようになるのかも。読書感想文ってすごい宿題だな。最初に考えた国語の先生(?)大尊敬。今台湾は絶賛ステイホーム期間なので、今回は最近読んだ本を紹介しました。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。では、また8月2日にお会いしましょう(^^)/再見~